「一人ひとりを包摂する社会」特命チーム会合資料一覧

はじめに
「一人ひとりを包摂する社会」特命チームは、菅政権時に≪最小不幸社会の実現に向けて、地域や民間の多様な知見を借りつつ、「孤立化」の実態を明らかにするとともに、セーフティネットの強化を含めた社会的包摂を推進するための戦略(「社会的包摂戦略」)策定≫*1を目的として政府が設置した組織である。マスメディアの注目こそ大きくなかったものの、貧困、DV、児童虐待、外国人、障害者の問題など、多彩な視点から社会的包括について議論が行われた。また、同チーム会議で配布された有識者たちの資料は、現場での経験など貴重な情報が記されおり非常に興味深い。ただタイトルを「××氏提出資料」と表記するなど、公式サイトはわかりにくい。というわけで勝手に資料一覧を作った。

注意
・特命チーム自体についての資料、メンバー名簿当ここで取り上げなかった資料も存在する。
・基本的に各資料タイトルはpdfに記されているものをそのまま使用したが、一部タイトルがわかりにくいもの、定められていないものがあった。それに関してはこちらで便宜的にタイトルを定め、≪≫に入れて記した。
・リンクされている資料は全てpdf形式のものである。

第2回(2011・2・22)
福原宏幸「社会的排除/包摂」についての概念的整理
佐藤久男「一人ひとりを包摂する社会」特命チームにおけるヒアリング≪秋田における自殺対策≫
田村太郎「外国人住民と社会包摂の課題」
谷垣秀人「兵庫県豊岡市 多重債務者の救済と滞納税の徴収成果」

第3回(2011・3・7)
伊田広行「非正規雇用問題関連」
勝部麗子「セーフティネットの課題 地域力と開発力 豊中市のコミュニティソーシャルワーカーの取り組みから」
遠藤智子「当事者と支援者が切り拓くDV被害者支援」
遠藤智子「配偶者からの暴力に関するデータ」
奥山幸博「インクルーシブ社会の実現を目指して」
奥山幸博「障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見) (障がい者制度改革推進会議)【概要】」
奥山幸博「障害者制度改革の推進のための第二次意見(平成22年12月17日障がい者制度改革推進会議)【概要】」
総務省「生活困窮者対策等における税務情報の活用について」

第4回(2011・3・24)
中山泰 「自殺のないまち、自殺に決して至らせない社会を目指して」
奥田知志「ホームレス支援から見た絆の課題」
奥田知志「地域資源活用型困窮者支援 『ツーストップサービス型困窮者支援事業に関する研究開発事業』」
奥田知志「東日本大震災に対する北九州市として対応についてのお願い 官民協同による被災者受け入れ 日本「絆」プロジェクト−北九州「第二のふるさと」計画 (仮称)」
奥田知志「日本「絆」プロジェクト―北九州第二のふるさと計画―計画案」
赤石千衣子「母子家庭の仕事とくらし3 概要案」
赤石千衣子「シングルマザーと社会的包摂
白鳥 勲「支え」と「学び」で希望を 〜貧困の連鎖を断つとりくみ〜」
文科省 「経済・社会の仕組みや労働者としての権利・務等についての理解の促進について」
文科省 「知って役立つ労働法 働くときに必要な基礎知識」

第5回
平塚眞樹「教育上の不利な立場(educational disadvantage)と社会的排除」
平塚眞樹 ≪教育についての各種統計≫
平塚眞樹 ≪労働市場について≫
安田淑美「群馬県発達障害者支援センターの取り組みから」
渡井さゆり「日本で最も社会的排除を受けている子どもたちの現状」
渡井さゆり≪児童虐待等の報道≫
内閣府「社会的責任に関する円卓会議について」
内閣府「安全・安心で持続可能な未来に向けた協働戦略」


第6回
配布資料
「特命チームにおけるこれまでの取組・検討」
野村総研「社会的排除の実態に関する調査―調査結果概要―」
「有識者ヒアリング」
「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方(骨子)」
「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方(概要)」
特命チーム「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方(本文)」
参考資料
「一人ひとりを包摂する社会」特命チームについて」

第7回
配布資料
特命チーム「社会的包摂政策に関する緊急政策提言(案)」
参考資料
「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方」(骨子)
「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方」(概要)
特命チーム「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方」(本文)
東日本大震災復興構想会議「復興への提言〜悲惨のなかの希望〜」(抜粋)
東日本大震災復興対策本部「東日本大震災からの復興の基本方針」(抜粋)
政府・与党社会保障改革検討本部「社会保障・税一体改革成案」(抜粋) 

*1:同チーム第一回会合の資料3『「一人ひとりを包摂する社会」特命チームの設置について』より引用。